私は仕事柄いろんな方にお会いします。
そうした方の中には、私が視える以上に、自分の前世や過去世について知っている方もおられます。
大体の方が前世療法を受けたり霊能者に見てもらったりして、自分の前世を知るということのようですが、それでも何らかの悩みを抱えてサロンに来てくださるということは、前世や過去世を知っただけでは解決できないことがあるということでしょう。
中には、過去世でお姫様だったり有名なお殿様だったりする方もおられます。そういう方から、実際に本人が霊能者からそう告げられたことがあると言われると、ああやっぱりそうかと思うこともあります。実証することは出来ないけれど、多分、そうなのでしょう。
こういうことは本人が一番よく「わかって」いますから、それが腑に落ちた、心からそう思えたということなら、おそらくそういう人生を選んだ過去世もあるということなのだろうと思います。
私たちのこの人生は、そうした過去世にまつわるカルマの解消のためにありますから、まずは、その過去世が遠因しているであろう課題について知ることができれば、現実的な課題もクリアになっていくのは間違いありません。
ただ、そうした過去世や前世からくるカルマは、霊能者に見てもらったり前世療法を受けなければわからないわけではありません。
私たち人間は、「現実世界」という「スクリーン」を通して全てのことを学べるようになっていますから、現実世界の中でうまく流れている部分は、カルマが解消されているということであり、うまくいかない部分があるとすれば、そこにまだ解決しなければならない何らかのカルマ関係が残っているということでもあります。
ならば、カルマが残っている場合、どうやってそのカルマを解消すればいいのだろう?
などと深刻になる必要はありません。それはいたって簡単なこと
何に起因しているかわからないけれど、そこにまだカルマ関係があったから、ネガティブな思いが「出てきた」のだから、「あ、まだあったんだ」と素直に思えばいいのです。
良いも悪いもありません。
「あった」から「出てきた」のなら、それを「認めよう」と受け入れるだけのこと!
その上で「できるだけ気にしない」ようにする。「上手に流す」、「とらわれ過ぎないで、思いが消えていくのを待つ」。。
カルマが何に起因するのか正確に分かれば、わかった上でうまく行くよう現実的に対処すればよいのですが、時には、なぜそういうことになっているのかわからないとか、考えてもどうしようももないなど、複合的な原因が根っこにある場合もありますから、そんな場合にはこうした方法が最も有効に思います。
もっと早く!とか、何とかこの状況を変化させよう!と無理に動くと、新しいカルマを作ってしまうことさえありますから要注意
できるだけ「気にしない」ようにしながら、心の中で(←ここがポイント)、
「ありがとう!私はもうこのカルマによって学ぶ必要はないので、このカルマは解消します!」と、自分や相手に毅然として宣言し、「過去に感謝しながら思いを手放す」。
そして、最後に「すべてを忘れる!」
こうなれば、完璧です
実のところ、過去世や前世は、人生にとって特別な意味がある場合を除いて、エネルギー的にはどんどん消えて無くなっていくというのが正解です。過去世が視えるということは、まだその過去世が意味を持って、あなたに伝えたいことがあるというだけのことなのです。
過去世や前世がどんどん消え去って、現世しかない人生はとてもシンプル。
未来世のために、創造のみを楽しめる躍動的な人生に変化していきますよ、きっと