For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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よく見ること、よく聞くこと。

今日も暑い一日になりました。東北や北陸地方では大雨の被害が大きいようですが、皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか?私の実家は自然災害の多い鹿児島にあり、2度も浸水の憂き目にあっているので、被害に遭われている方のご苦労が忍ばれます何事も偶然はないと言いますが、災転じて・・になるよう祈るばかりです。

ところで、その鹿児島に住む母から毎日電話が来ます。以前はメールが主だったのですが、最近は目や手が追いつかないのか電話がほとんどになりました。以前の電話は自分が詠んだ短歌を朗々と歌い上げたり、その日の出来事を逐一報告してきたものでしたが、最近はもっぱら体調だけの話題になりました。もちろん94歳ですから、体調が良いという話は全くありません。(良ければわざわざ電話で報告なんかしませんよね)今日は血圧が高い、熱がある、体がだるい・・もはや慣れっこになって一々ビクつきませんが、先日までは、私が帰省した影響ではないかとずいぶん気を揉みました。もしやコロナ?と思ったりして
ただ、私は彼女をじっと眺めているうちに、その日の状態や発熱や高血圧の原因がなんとなくわかるようになっています。じっと見て(直接的ではないけれど)聞いて、感じ取っていれば、ちょとした変化に気付くようになるものです。
いつもと変わったことをしていないか?ちゃんと眠れたか?熱が出たのはいつからか?薬はちゃんと飲んでるか?・・答えの絵解きをしていると、大体の原因がわかってきます。私でわからなければ、病院へどうぞ〜ですが、大したことにはならないなと思えば、「大丈夫だから寝てて!」と伝えてすぐにレイキ・・これで安心して眠れるようで、大体は次の朝大丈夫になったという電話が来ます

この程度のことは「チャネリング」には入りませんが、実は、皆さんによく質問される「チャネリング」のやり方もこの延長線上にあるものです。
チャネリングとは、「スピリチュアルな世界や常識を超えた高次元の存在と交信する手段や能力」のことですが、広義に言えば「なんらかの対象に意識を合わせて、それについての情報を得ること」も入ります。
まずは、素直に真っ直ぐに相手を「よく見ること」、そして相手の話を「よく聞くこと」。つまり、シャーロックホームズのように、微細な変化を見逃さない注意力で相手を見れば、誰でもより多くより深い情報を得ることが出来ます。
ただ、その場合注意しなければならないのは、そういう情報の受け取り方はあくまでも自分の心の中を通して相手を「見ている」「聞いている」ということです。
だから、この「自分の心の中」をどれだけニュートラル(中立的に)できるか、「無」に近づけられるかで、「読み取り方」の精度が違ってきます。ましてや、高次の存在とつながる「チャネリング」の場合、チャネリングをする人が偏見をもっていたり、ものの考え方に偏りがあったり、潜在意識の理解力が劣っていたり固定観念があったりすれば、受け取る「情報」が正確なものでなくなります。そもそも、情報を下ろしてくれる「存在」が高次のものなのかさえ怪しくなります。「高次の存在」につながって「高次の情報」を受け取るためには、自らの精神性・霊性ができるだけ高次の状態でいるしかありません。なんたってエネルギーは引き寄せの原理で動きますからね。

というわけですが、本来ならば、誰もが「素直に正直に話し、それを素直に純粋に聞き、中立的に判断できる」のなら、高度の情報を得るために、わざわざチャネリングという方法をとる必要はないのかも知れません。誰もがそういう状態で暮らしている世の中なら、常に高次の存在とつながったチャネリング状態で生きているでしょうから。