一昨日、病院に向かう途中、少し回り道して「曽木の滝」へ。なんだか意味深な空の下で、しばし黙考。
ご無沙汰しています!状況が著しく変化したわけではありませんが、10月を目前に、近況を少しご報告しておこうと思います。
入院中の母の主治医に緊急で呼び出されて、早くも3週間が過ぎようとしています。
「遠方にお住まいなので、これが最後の面会になると覚悟してください」と言われたものの、最長不倒を記録しそうなほど、老母は微かな命をまだ存えています。
この間、ドラマのような出来事が起き続けています。まさに、事実は小説よりも奇なり・・母は飲まず食わずでガリガリになりながらも、意識をまだ保っています。私の顔も認識できるし、別れ際には骨と皮だけの手も微かに振ることができます。
この数週間に起きたことは、過去生を含めて、地球や地球以外の星での転生をもう一度なぞるかのような出来事ばかりでした。おかげで私は自分の出自を完全に!思い出せました。
まざまざと、です!
地球における母がなぜ、この母だったのか?なぜあの父だったのか?
母の部屋を掃除していて、私は母の遺言書を見つけて読みました。数冊書き綴られていた母の自伝も読みました。20歳と21歳で私を産んだ二人の馴れ初めの物語も。
ああ、そうだったのかという出来事を含めて、知らないこと、忘れていること、多々・・
いろんな過去の記憶がつながっていきました。私がすでに霊視していたことを、裏付けてくれる出来事の数々・・だから、私は生まれたんだ!だからあの両親なんだ!
本当に、全てがおかげさまなのですね!
人間という生き物は本当に不思議な存在です。
確信に変わった私の過去生のドラマは、単に私だけでなくトネリコ仲間皆さんにも共通するドラマなのだと、今や力強く断言できます。
だって、偶然に起きることは何一つないんですもの!起きるべくして起き、会うべくして会っているのですもの
地球以外で、はたまた地球のあの時代、この時代で・・
全てがご縁でできている過去生への確信を深めた今、私は母との別れを心ゆくまで味わっています。こんなに感情が湧き上がるとは思ってもいなかった別れです。きっともう人間として会えるのは最後になるのかも知れない・・
「最後の面会だと覚悟しろ」と言った医師の言葉が今は「最後の、そして永遠の別れになるのかも知れない」という言葉に置き換わって・・なかなか離れることができずにいます。
会いに行くたびに、日々確実に細く細くなっていく母。もはや目も滅多にあけられず、筋肉が痙攣することも多くなってきましたが、命の限りに、肉体も精神も心も、生きてきた全てを使い切って逝こうとしている母・・その姿は神々しくさえあります
あともう少し。ほんのわずかになってしまった母娘の時間をじっくりと味わい尽くしたいと思います。