それでは、「次元」のお話に入ります。
「次元」という言葉は、普段何気なく使っている言葉ですが、詳しい意味が説明しにくい言葉ですね。今日はその「次元」について、数学的な意味とスピリチュアルな意味合いについて考えてみたいと思います。
さて、「次元」とは数学的に言えば、空間の広がり方を表現する指標のことを言います。座標(点の位置を表す数)の数によって表されます。
軸の違いで、一次元とは簡単にいうと直線しか存在しない空間のことです。一方的に伸びる長さだけがあるので、直線上しか移動できません。
二次元とは軸が2つ、縦方向と横方向があり平面的に広がっている空間。平面の中でしか移動できず、上下方向に移動できません。具体的には絵画や写真、アニメ漫画などの世界もここ。
(アニメなど、実在しない架空のキャラクターという意味で、「二次元」という言葉が使われたりしますね)
三次元とは軸が3つ。立体。縦、横の平面だけでなく、それに奥行きが加わって上下方向にも移動が可能になります。私たち人間が住んでいるのはこの三次元空間です。
これに、時間軸というのが加わったのが四次元とされています。私たちにはこの時間軸の移動ができないので、普通はこの四次元時空を体験することはできません。
五次元とは、四次元時空に時間軸が無数にある世界だとされています。パラレルワールドが無数にある世界です。私たちが暮らしている世界とは別の世界がいくつも広がる空間。五次元にいる人は、過去にも未来にも行けるし、時間軸の間も自由に移動できるとされます。
ただ、私たちにとって普通は知覚不能な世界で、あくまで理論上の世界。
この次元以降は、物理学でもその次元があることはわかっているのに、証明不可能な世界です。
物理学では人間が認証できる次元は四次元までとしています。それ以上の次元を説明するために、最新の物理学では超紐理論というのもあって、素粒子、クオークなどのそのまた先の宇宙を説明しようとしていますが、何せそれを裏付けるような実験結果が出ていないし、そもそも実験そのものができない。なので、理論上はというしかないのが実情です。
その点、スピ系はなんと十次元以上まで説明できます。(すごいですね!笑)
それでは、各々の次元の説明を、スピリチュアル的に少々。
(以下の分類は私が学んだライタリアン研究所提供の様々なエネルギーワークをもとに、自分の神秘体験上、そう捉えれば無理がないという基準でご紹介しますが、必ずしも「正解」であるわけではありませんのでご注意ください)
私たちは会話の中で、よく「次元が違う」という言い方をしますね。
その場合の「次元」とは、物理的な単位の種類を応用しているわけで、「かけ離れている」という意味で使っています。
「考え方や能力に質的な違いや隔たりがある」ということですが、確かにスピリチュアル的な理解では、次元のレベル毎に「ある種の法則」が存在します。
それでは、スピリチュアルでよく使われるモデルケースとして一次元から十二次元までを簡単にご説明してみますね、私たちは死後や転生を含めてこうした次元界を上がっていかなくてはならないので注意しながら聞き流してくださいね。覚える必要はないところですが。
まず、一次元とは、地球の最も基本となる物質的な主要構成要素のレベルのことを言います。鉱物界で、鉱物、水、遺伝情報も私たちの物理的な形状の土台となるものなので、一次元。
二次元とは、「物理学的にいうと平面の世界・・平面思考ができる、情報を理解することができる」という次元。自律神経系は二次元で、生命維持機能を調整、維持している場所ですね。
三次元とはまさに「私たちの肉体が存在する世界。物質に基づいている世界」
別の言い方をすれば、エネルギーが高密度の物質の集合体へと凝縮しているところです。
現実世界が論理的、直線的に証明される場所で、ちなみに、動画は三次元。
私たちは三次元に住んでいますが、実は思考や理解は、論理的に証明するから二次元的でもあります。(例えば、高層ビルを前面から見ている状態では、ビルを平面的にしか見られないので二次元的。もし、高層ビルを俯瞰して中までのぞいて見ることができれば三次元的。つまりは、私たちは普段三次元の世界に住んでいるけれど、実際は二次元的に暮らしているということですね)
時としてこの次元で見えているものは不変の確定したものだと信じ込んでしまいますが、スピリチュアルな認識では、全ての存在が光なので、流動的で常に変化します。
四次元とは、直線の一次元、平面の二次元、それに奥行きが加わって立体を変化させることができる次元。三次元の世界に時間が加わり、時間を変化させることができる世界です。
ですが、実際は三次元に住む人間は四次元の形を想像することができず、三次元的に投影するので、どの角度から投影するかによって個々人が受け取る図像には違いが生じます。
この世界はスピリチュアル的には、いわゆるアストラル界で、感情を基本とするところだとしています。
マジック、タイムトラベル、心霊手術、透聴能力、予知能力、テレパシー、アストラル・トラベルなど、全てはこのレベルから生じますが、得られる情報は人それぞれ。
※善と悪という分離の幻想が存在するのは三次元と四次元のみなので、その克服がこの次元までの課題になります。
五次元とは、物理学的には、無数の時間軸を持った空間(パラレルワールド)が存在する世界。私たちが暮らす世界とは別の世界がいくつも広がっている空間の次元。スピリチュアル的に言えば、ライトボデイが存在する次元。(ライトボディとはエネルギー的な肉体のことです)
物理学では実証できないこの次元では完全にスピリチュアルであることが第一で、私たちが完全に愛に基づいて行動する次元でもあります。この次元に進むと、多次元的な自己に目覚めており、全ては既知の経験、あらゆる可能性についての確信が生まれるところです。
ガイアは今5.5次元にあり、複製を作ることで、そこに移動できるようになっています。
⇨私は太陽が2個あるのを実際に写真に写したことがありますが、それは、太陽自身が1999年にすでにエネルギー的な複製を作っているということです。
神秘体験の時に、自分が研究したいテーマがあればノーベル賞だってもらえる可能性があることを信じきれたのは、その時の意識レベルが五次元にあったからだと言えそうですね。
六次元、ここからは、完全に物理的な説明を超えた世界。
この次元には知識、原型的鋳型、シンボル、言語、遺伝情報、アカシック・レコード、全ての存在の完全な資料が存在するところです。大抵は色や音色によって構成されています。
人類を含めた全ての種の創造のためのDNAパターンのテンプレートが存在する場所。
七次元は、惑星にはない次元世界に生きる能力が存在するところ。
全てがエネルギーになるのは、この次元から。
個人としての認識を持っていられる最後の次元。
純粋な創造性、純粋な光、純粋な音色、純粋な幾何学形・・・
⇨私のサロンにはいろんなオーブが飛び交っていますが、中には、マヤやシュメールを思わせる象形文字や刻印の模様が入ったオーブがあるのは、六次元と七次元からのメッセージでもありそうです。
八次元は、集団意識、グループソウルの次元。私という感覚がなくなる場所です。
九次元は、惑星、恒星系、銀河、次元での集合意識・・全てが私。
私という意識を持つのが困難な次元です、あまりに広がっているから。「私は星です」と表明すれば、実際に星を創造できる場所。
十次元は、完全なる宇宙意識の次元。
根源に最も近い次元で、ライタリアン研究所のエネルギーワークでは、「全ての天使をまとめるエロヒムの住む場所」と教えます。
十一次元・・このレベルになると説明ができないレベルになっていきますが、エネルギー→カタチという説明でいけば、形をなす直前の光の次元です。
「創造の一瞬前」。
根源エネルギーが宇宙創造のために出現するところ。陰と陽、二つが偏在し、また異なる存在としてあるところ。もし混じり合うことがあれば、それはもう十二次元。
「根源体系全体であり、惑星、銀河のアカシックレコードの世界」
「メタトロンや大天使たちの世界」・・・
十二次元は、「一なるものの地点」。
存在のすべてであり、個別の意識やグループエネルギーさえも存在しないところ。
実際には次元はさらに上方へと続きます・・
以上が、各次元ごとの特徴ですが、次元は各レベルで明確な境界線があるわけではなくて、個々の次元は、一つ一つ積み重なった階層のようなものになっています。ぐるぐる螺旋階段を登るように上昇していくそれぞれの場所ですが、時には行ったり来たりしながら、全体としては最終ゴールまでを過去生を含めた道行として、宇宙に帰還するその時まで全ての次元を私たちは経験します。
そして、他の上位の次元にアクセスするには自分の肉体を包んでいる周囲のエネルギーを変換させる必要があります。それぞれの次元は異なるスピードで振動していますから、その波動にアクセスするには、自分の波動に変化をもたらすことが大事で、そのためには、周囲の空気や固体粒子と調和するという自分の意志と、ある種の能力が必要とされます。どの次元までが今回の人生の目標かによって決まっていて、今世でアクセスできる次元はある程度限られています。
「周波数と次元について」の抜粋はこれで終わります。