For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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「お話会」よりNo.18

メンタルレベルとは。

意識がさらに上昇していけば、次にメンタルレベルへと進みます。ということは、感情を主なテーマにするアストラルレベルよりも、思考をテーマにするメンタルレベルの方が波動的には高く精妙だということになります。ただ実際は、感情と思考は明快に線引き出来るものではなく、
主に感情に属するものがアストラルレベルの波動領域で、思考や知性に属するものがメンタルレベルという区別に過ぎません。実際に、私たちは日常生活の中で、これは感情だけとかこれは思考だけとかいう区別はほとんどありませんよね。

このメンタルレベルの特徴は、思考や想念がすぐに形態・形状をとるということです。
「思考や想念が形態化する」ということで言えば
、私は見え過ぎて苦しんでいた頃、それまでの私と同様、霊的なことに全く無関心な主人にわかってもらいたい一心で、目にみえる形で霊的な現象が起きてほしいと切に願っていました。すると、しばらくして、彼と私が一緒にいる空間に黄金色のフサフサした毛並みを持つ巨大な狐が本当に!出現したのです!決して、野生の狐ではない、霊的な狐が
それを目の当たりにした主人の第一声が「あ、あ〜っ、ふ、ふしみ稲荷の狐だ!」でした。私はその時
「やっぱり神様っているんだ。私の声を聞き届けて助けに来てくれたんだ」と思ったのでしたが、私のメンタルレベルの意識に宇宙が呼応し共同創造してくれたのだろうと思います。


あ、龍だ!と思いつつ(左手)・・

ホンマ?と聞いたら、
ホンマです!と、いつもは1個だけ写る太陽ゴーストが4個並んで明るくお返事

上述のように、メンタルレベルでは思考や想念がまるで物質のようにハッキリ形として見えるようになります。
アストラルレベルでも意識が現実を作っているということはわかるようになるのですが、メンタルレベルにおいては、思考が形をなすという意味がさらに明快にわかるようになります。もっと言えば、思考や想念のバックグラウンドまで見える様になるということです。

想念というのは、心の中に浮かんでくる思い、思考というのは、自分自身が答えを求めて積極的に考える行為。メンタルレベルの上位に進めば、この思考や想念に関して、真実の姿がはっきりとわかるようになります。
この想念は過去生で崇めていた宗教的なものから来ているなとか、日本人という民族レベルで持っている信念だな、などとわかるようになりますし、こういう想念を持つことになったのは、想念にエネルギーを与え続けた結果なのだということが手に取るように理解できるようになります。

ところで、先日、トネリコ仲間のお一人から興味深いメールが届きました。

「日本の歴史や取り巻く状況の真実を知るにつけ、本当にメディアによる洗脳で日本人は眠らされてきたんだなと思います。私は外国に住んでいて日本の報道のおかしさをキッカケに目が覚めましたが、そこから改めて見える世界は、映画よりドラマより小説より、倫理観も節度もなく虚構だらけでした。
自我の肥大は、こんな狂気の世界を創ってしまうんですね。。。煽動する人も、流される人も、搾取する人も、される人も、もう人間というものが哀しくて仕方ないです。
散々スピリチュアルを学んできて、体験して来て、世界そのものが幻想であることが救いですが、虚無になってしまいそうです。」とありました。

このメールを読みながら、トネリコ仲間の成長ぶりが本当に嬉しかったのですが、実は彼女の言う通りなんですよ、真実の歴史の流れを追えば、日本人としては憤怒に絶えないことがたくさんある。
でもね、歴史とはそういうものなんです。
歴史は勝者によって作られるという言葉があります。ただ、本当はもっと複雑で、単に勝者だけでなく、敗者によって書き直されて追加されていく歴史もあるし、とても流動的、というか「本当の歴史というものはない」というのが私の立場です。

ということはどういうことか・・

みなさんはテレビを見ますね、新聞も読みますね。(ちなみに私は出来るだけ見ない、読まないようにしていますが)新聞やテレビなどのマスメディアも、知らず知らずに想念を誘導していくところがありますよ。だから、無条件に新聞やテレビを見て、国家レベルの想念や世界レベルの思い込みを持ってはいけません。
世界は常に、強いものが自分の都合の良いように誘導していきますし、しかもそれを正義だと思い込んでやっているから始末に終えない。その中で一番影響力が大きいのがマスメディアなんです。公平に論じることができるメディアなんて一つもないに等しい。

なぜなら、伝える側の人はもちろん、読む人、見る人もまだメンタルレベルの思考や想念を持てていないから。さらには、新聞やテレビなどのメディア側の人間は視聴者に考える力があるなんて思ってもいないからです。私たちは舐められているのです。笑
何せ、伝える側は観てもらってナンボ、読んでもらってナンボの世界ですからね。

私は昔電車に乗っている時に、目の前で新聞を読んでいる人がいて、そこに書かれている記事を読んだ時に、その記事を書いた記者の思いがそのまま直に伝わってきて思わず吐きそうになりました。記事を書く人はその記事によって、人間の「感情」や「ジャッジ(判断)」に訴えようとするのです。そこに書かれていた記事は、ある衝撃的な事件についての話でしたが、その書き方がいかにも読む人の感情移入を誘っていて、記者が抱いた感想を読者にも強制するような書き方でした。書いている本人が正義の味方的な自分の感情に酔ってしまっている・・全部とは言いませんが、そんなことがいっぱいあるんです。
でも、罪を犯した側の感情、犯された側の感情。。まさに様々な感情があって、一概にどちらがどうとは言いにくい

それでは、そういう事件を知ってしまった自分はどうするのが良いのか?というお話です。単に自分だけの感情で済めばいいのですが、これが膨大な数の人間の感情を動かしてしまうとどうなるのか?という問題。
想念のエネルギーの影響力が極めて大きくなるケースが、例えば有名人が起こした事件などの場合です。マスメディアはここぞとばかりに連日連夜同じ事件を報道します。視聴者や読者は個々人でその真偽を確かめられませんし、確かめようともしませんから、垂れ流された情報に対して、何万人、何百万人という人が否定的な想念にチャネルしますね。すると、その膨大なエネルギーが当人に集まって、よほどパワフルな人であっても病気になったりすることがあるのですよ。中には自殺する人もいるかも知れない。
そのくらい、想念にエネルギーが加わると大きな形態になって、その想念が向けられた相手にまるで物質のように届くのです。まあ、当人が自分は悪くないと思い込んでいれば別ですが、悪いことをした人は何らかの自責の念を持っているのが普通ですから、自分に向けられた負の想念をしっかり受け止めてしまうんですね。

こういうとき、何がいけないかというと、読者や視聴者もネガティブなエネルギーを相手に送ることになるので、送った人一人ひとりにカルマが帰ってくるということなんです。
そこは十分に知っておいてくださいね。
もちろん、人間には感情というものがあります。人や動物が殺されれば悲しいし怒りを感じるし、悪い政治家が裏金を作ったり、人気のタレントが不祥事を起こしたりすれば当然悲しいし腹も立ちます。善い人が騙されているのをみたり、それが国家レベルだったりすると、大きな闇に向かって虚しい気持ちになって当然です。
でもね、そういう時こそ、じっくり考えてみてください。
魂の成長だけをテーマに生きている地球人生だから、目覚めるためには何だって起きるのです。
先ほどのメールの話に戻りますが、そういう時に一番やってはいけないことは、その感情や思いにエネルギーを与えてしまうこと。つまり、ネガティブな感情を持ち続けたり、過度な感情を持ちすぎると、その感情が形を持ってしまう。「虚無」というのも「感情」なのです。単にエネルギー状態のものは流せば消えてしまいますが、何度も繰り返されることによって、まるで物質のように密度が増していって、形態(形、構造、状態)となって固定され、相手さえいれば相手に向かって行ってしまうのです。相手や対象に向かって行ったものは、いずれカルマとなって自分に帰ってきます。
だから、そういう感情が湧き上がったらすぐに、「キャンセルキャンセル」とつぶやいて、流してしまってください。ついでに、ここまでわかった自分って、なんと素晴らしいんだろう!随分霊的に成長できたんだなと褒めてあげてください。
そして、先にわかってしまったからには、それを周りの人に伝えるために、少しづつ発信できる自分になってください。自分に正直でいればいるほど、そういう自分との巡り合いを待ってくれている「同志」に出会えますからね。

というわけで、マスメディアの功罪はとても大きいのです。メディアが必ずしも真実を伝えているわけではないということに気がつき始めた人がたくさんいるようになりましたが、それが単に新聞やテレビからwebに変わっただけだとすれば、何も変わらない。できるだけ、自分の目と耳といろんな知識を駆使して、真実を見分けられるよう努めましょう。

そして、早く究極の目覚めを体験しましょう!目覚めて、世の中のどんな情報にも惑わされず、自分の真実の世界だけにいることができるようになりましょう!

と、ここまでアストラル体やメンタル体についてお話ししてきましたが、以上のことは「死んで初めて起きる」ことではありません。私が常々、人間は生きてきたように死ぬ、生きていた時のヴァイブレーション通りの霊界へ進むと言ってきたのは、生きているうちに、物質世界への執着を抜け出して、波動を上げ続けている人にとっては、エーテル体やアストラル体、メンタル体・・とヴァイブレーションを高度に保った生き方ができるよということです。
そうして、生きてきたそのままの意識のヴァージョンで霊界へと進みますから、向こうでは早々と魂の成長路線に乗ることができます。そして、肉体を持っていない分、物質世界への執着がない分、成長が素早く進みます。そのことを頭に入れておいてくださいね。

※2024年4月21日の「お話会」よりは、終了します。