For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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「お話会」よりNo.19

さて、「お話会」ではこれまで様々なテーマに沿ってお話ししてきました。言いたいことはいつも同じなので重複することも多かったと思いますが、お付き合い下さってありがとうございました。お話会では時に「トンデモな話」もしましたが、そういうテーマをブログに再録するには少々抵抗があり・・ここではひとまず無難なテーマに限られたことをお許しください。
というわけで、そろそろ「お話会」の再録は終わりに近づきましたが、最後に、追加のお話しをもう一話。以下はもう随分前の「お話会」のテーマだったと思いますが、このブログのテーマであり私がモットーにしている「自知」についてのお話を再掲して最後にしたいと思います。



宇宙に存在するものはお互いに影響しあう

ちょっと想像してみればわかることですが、人と人、人と動物や植物、人と物もお互いに影響を与え合っているのと同じように、宇宙に存在するすべての存在物がお互いに影響を与え合っています。
これは、宇宙に存在するすべてのものが波動で出来ており、それぞれが固有の波動スペクトル(量や強度の分布)を持ったエネルギーを出していて、そのヴァイブレーションに感応する他の存在物と互いに影響しあうからに他なりません。つまり、この宇宙に存在する限り、どんな存在物も自分以外の物からの影響を避けることはできないのです。

ちなみに、天体は存在物の中でも相対的に大きなエネルギーを持っているので、その影響力も大きく、天体の位置によって地球上のエネルギー状態が変化するのはよく知られた事実です。こうした天体の動きは地球上の様々な現象と密接に関連しています。
月の運行に従って、潮の満ち引きが起きたり、増大した月の引力で大地が15センチも盛り上げるとも言われています。女性の体は特に月の運行に大きく影響を受けますが、月は生物の生体リズムに影響を与えます。サンゴやトウゴロウイワシは満月に産卵するそうですし、ウナギは新月の時期に産卵するらしい。深海魚は満月時に浮上してくるとも言われます。
満月には月の霊力が高まるので、トランス状態に入りやすくなるとも言われますし、(なので、満月の夜は「瞑想」が効果的)映画上の設定なのでしょうが、満月によって狼男が変身するというのは案外的を得ているのかも知れません。

宇宙エネルギーの大変化が意味するもの

さて、ここ数年、連発する大規模な太陽フレア(日本でもオーロラが観測されるという珍しい現象がありました)や地磁気の乱れに象徴されるように太陽活動が活発化するなど、宇宙エネルギーの変化がかつてないレベルで顕著になりました。
そのエネルギーが私たちに及ぼす影響は計り知れないものがありますが、私が言い続けて来た「もはや右肩上がりのエネルギーしか流れなくなる」というヴィジョンを現実化させるものだろうと思います。
先ほどの波動スペクトルで言えば、波動には高い・低い、荒々しい・繊細、強い・弱い、多い・少ないなどいろんな性質や量がありますが、エネルギーの法則である「同質のエネルギーは結集する」という摂理によって様々に影響し合います。
最近の宇宙エネルギーの変化は、流れるエネルギーのステージが上がりましたよ、というサイン。
「同質のエネルギーは引き寄せ合う」という宇宙の法則によれば、この右肩上がりのポジティブなエネルギーは右肩上がりのポジティブなエネルギーと引き寄せ合いますから、ポジティブであればあるほどポジティブな流れに乗れますし、そうでなければ、これまで1の力で打破できた難事が2以上の力を必要とするようになって、ますます事態を困難なものに感じるようになるかも知れません。このことに早く気づいてくださいね。

スピリチュアルとは

ところで、今更ながらですが、スピリチュアル、スピリチュアリティ・・という言葉のもとになっているのは、スピリットという言葉です。スピリットとは、魂とか精神という意味。魂とは目に見えないものですが、そこからスピリチュアルという言葉が目に見えない世界という概念に変わっていきました。日本では目に見えない世界と聞いただけで、いかがわしいもの、霊という言葉に象徴されるようなわかりにくいものという認識がいまだに多く見られます。これは日本人が長い間、戦後は特にそうですが、神様仏様など見えない世界の力について信じられない、信じることは良くないという教育によるところも大きいかも知れません。日本の近代化が日本神話のような見えない世界を否定するところから始まったせいかも知れませんが、近年は現世利益的な宗教も流行りましたし、物欲だけを追求する時代が長く続いてきました。いわゆる肉主霊従という生き方が当たり前で、社会では物質的な豊かさにのみ価値をおく生き方が主流を占めてきました。
この生き方は、人間本来の魂から最も遠い生き方なのですが、近年になってみんながそろそろ疑問を持ち始めたように思います。
物質主義は人間を決して幸せにしないと気づき始めたから

ならば、こういうふうに極限まで進んだ物質主義、「肉主霊従」の生き方を、本来の「霊主肉従」に変化させるのにはどうしたらいいのか?実はサロンに来てくださるお客様のご相談事も「自分はスピリチュアルを信じ、そのように生きているけど、配偶者が・・周りの人たちが・・」というテーマがとても多かったように思います。

そんな肉主霊従の人に変わってもらうには?
そのヒントが「自知」にあると私は思っています。
自分の真実の姿を知ること、そして、知ったからこそ真の幸せを手にすること。
肉主霊従の人に分かってもらえるには、まずは、霊主肉従の人が幸せで平和に生きていることが大事です。誰も不幸に見える生き方を真似する人はいませんものね。
まずは自分自身が自分の真実の姿を知り、幸せになること。そうなれば、それに気づいた人が尋ねてくれるかも知れません。
なぜ、そんなに幸せそうなの?
そうしたら伝えればいい。伝わる人には伝わっていくものです。そこからきっと世界は変わっていきます。まさに大河の一滴。自分がその一滴になれればいいですね。

「自知」がなぜ大切なのか?

では、自分の「魂」について知るということについて。自分の魂について知るということこそ、まさにスピリチュアルの醍醐味かも知れません。
本当の自分について知るということ、そのことを古代ギリシャの哲学者・ソクラテスは「自知」という言葉で表しました。
自分を知ることがなぜ大切なのか?という問いに、ソクラテスが答えを出してくれているのですが、「正しく自分を知れば、正しく行為することができる。それが幸福になる秘訣」。まさに、スピリチュアルな考え方ですよね。
正しく自分を知り、正しく行動することが大事
肉主霊従の人は、自分が元は「大いなる意識」という偉大なる魂の一部であって、真実の姿は愛そのもの、光そのものだという真理を知りません。頑なに知ろうともしません。
それを分かってもらうには、霊主肉従の生き方こそが幸せになる道だと分かってもらう必要があります。だからこそ、あなたは誰がなんと言おうが、霊主肉従のあなたらしい生き方を貫かなければならないのです。
もしかして、ご主人やお友達が分かってくれないからとブレブレになってはいませんか?
まずは、ご主人やご友人を変えたいと思う前に、そんな自分を変えることです真実の自分に従って生きると決意することそして、あなたがあなたらしい生き方をすることで心から満足し幸せになることそれがとても大事。
これは、肉主霊従と霊主肉從のどちらがいい・悪い、どちらが優れている・劣っているというお話ではないのです。
霊主肉從は私たち人間の本来のあり方、真実の姿です
私たち人間は神に似せて作られたという言い方をしますね。
そんな神にも等しい自分を知ることが
究極の「自知」であり、そうである自分に気づくと、自分の中の神様に従って行動することしか出来なくなるし、そうすることだけが唯一の平安であり究極の幸せであると手に取るようにわかるようになります。
もうそれしかない、あり得ないという至福の世界
そうなれば、現世も過去生もなく、自由自在に今ここを生きられるようになります。今はそこまで行かなくても、そういう生き方を目指せばいい。

そのために、まずは自分の本当の姿を知り、自分らしい生き方が出来るようになリましょう。少しも無理なく自由な境地で楽しく・・・
自分らしいと思える生き方を貫く先に、きっと本当の自分が見つかるはず。

自分を知るために

先にもお話ししたように、宇宙に存在するすべてのものは波動で出来ていて、それぞれ固有の周波数でエネルギーを発しています。同じエネルギーは引き寄せ合いますから、同じエネルギー、異なるエネルギーから学ぶことで自分がどういう人なのか、自分らしいとはどういうことかわかり始めます。それが自分の生き方を表現する上でとても大事なこと。
お互いに影響を受けながら生きていくしかない世の中で、同じエネルギー、違うエネルギーをきちんと「区別」できること、それこそが自分を知るための近道なのです。


心地よいと思える軽やかなエネルギーなら、たぶん自分と似たエネルギー。
心地よいと思えず気持ちが沈んでしまうエネルギーは、たぶん自分とは異質のエネルギー。

同じエネルギーなのか違うエネルギーなのか、それを「区別」できること、それが自知への第一歩。
ただし、ここで十分注意が必要なのは、しなければいけないのは「区別」であって、「差別」ではないということ。「区別」とはただ単に「違いによって分けること」、それに比べて、「差別」とは、「差をつけて取り扱うこと、分け隔てること」。
差別は大いなる魂の無限の愛から離れていくことなので、そこはくれぐれもご注意ください
アストラル界に進めば、誰でも無理なくこの区別ができるようになりますが、それが「差別」になっていれば途端に「警告」や「注意」をしてもらえます。とてもわかりやすいのですが、地上界ではなかなか分かりにくので、どうぞご注意を。

ぜひこの地上界にいる間に、それは自分にとって楽しいことか・楽しくないことか、気持ちがいいことか・悪いことか・・本当の自分の気持ちを通じて、その「区別」がしっかり出来るようになりましょう。
自分は何をすれば心から楽しいと思える人なのか?
それを知ろうとすることで、「大いなる意識」が「自分」を通して地球で何をしたかったのか、自分に何を託したのか気づけるようになります。どうぞ、それを楽しみに


自分の「真実」に従う限り、いつも「光」が導いてくれますよ


「自知について」は以上でおしまい。
次回、「お話会」よりの最終回に続きます。