同年代の友人に、「そろそろ終活してる?」と聞かれました。「実は終活という言葉があんまり好きじゃなくてネ・・」と。
私は即座に答えて曰く、「毎日終活してるよ」
「え?毎日断捨離しているの?」
友人にとっては終活=断捨離、持っているものの整理整頓のことらしく、後に残される家族に迷惑かけないように、住まいの整理整頓や通帳や遺品の整理、お墓はどうするか?とか、いろいろだったようで、それを毎日やらなければならないくらいの数、量ってどういうこと?だったらしい。
で、私は答えました。
私の終活とは、持っているものを全て「使い切ること」だよ
宇宙から持ってきたもの、地球で持ってしまったもの、例えば、性格や能力や感情や物質的なものを含めて全て。綺麗さっぱり使い尽くして空になり、後顧の憂いなく地球を去るために、今出来ることを出来る限り「やり尽くす」ことが終活
幸か不幸かお金は持っていないので心配する必要はないし、好きで集めた家具やインテリアは日々感謝して惜しみなく使いたいし、私が死んでも残りそうなグリーンは日々丁寧に付き合いながら機嫌よく暮らしてもらいたいし、いただいた物がたくさんあるので、それも有り難く使い切りたい。
そして何より、持っているもので一番大事な「能力」や「個性」や「愛情」は一切出し惜しみしないで使い切りたい。それを役立ててくれる人がいる日は、その人のために目一杯使い切るし、必要とする人がいない日には、心の目が曇らないよう宇宙と繋がることに専念したいし・・
あ、書いているうちに書きたかったことがわかってきました。笑
今日のテーマは、「持てるものを使い尽くすことの大切さ」
特に、感情を学びに来た地球という星において、自分の感情を表現し尽くすことの大切さ。
有難いことに、私の感情はすでに「喜怒哀楽愛憎から愛だけへ」とほぼ切り替わっていますが、
まだ喜怒哀楽憎の感情を持っている人は、自分の中にある喜怒哀楽憎を認め受け入れて、出来る限り表現しながら手放せるように!(心の中にあるものは出さないと出て行かないし、消えもしませんから)
喜怒哀楽憎が薄くなって感情がスープの上澄みのようになり、愛情や思いやりの方が強くなっている人は、その感情を余すところなく使い切れるように!
すでに愛そのものしか持っていない人は、その愛を素直に表現し尽くせるように!
出し惜しみせずに思いっきり使うこと、使い切ること
そうやって、日々自分を精一杯表現しながら生きている人なら、その道中で何が起きようと、起きることを真正面から受け止められるはず
混沌とした時代を生き抜く知恵がそこにこそあるような気がします。
それは終活という仕舞い作業だけでなく、今現在を生き抜く知恵に繋がるはず。
よかったら、皆さんもそういう観点で自分の生活を見つめ直してみてください。
終活とは、「最期を迎えるための様々な準備」というだけでなく、「残りの人生をよりよく生きていくための前向きな活動」でもあるから、残りの人生が私よりもっと長くなるだろう人こそ必要な活動なのかも知れませんから。
気がついたら通り過ぎた後でした〜