昨日、鹿児島の施設に入所している老母と電話で話をしていた時のこと、「私は本当に幸せ者だと思うわ〜」と言う彼女。今、施設では面会禁止、施設の建物はおろか部屋からも出来る限り出入りの禁止・・何が幸せ?と聞く私に「私はたくさん趣味があって、時間がたっぷりある今だから出来ることが色々あるから。。友達は部屋で寝てるばかりで具合が悪くなるというけど、私は返って時間が足りないくらい」と言うのです。
そういえば、母は昔から友達が多く、趣味が多いので有名。手仕事が好きで、着物を縫ったり料理やお菓子を作ったり、70歳から始めた短歌も趣味で、今は自分史の執筆をしようと、市が主宰する自分史講座にも通っています。おん年92歳。
でも、何よりも驚いたのが、「私レイキを習おうと思ったのだけど、今からできる?施設の元気がない友人たちにレイキを当ててあげたいのよね。いつも貴女に送ってもらうレイキのおかげで私は元気なんだと思うから」・・とのこと。
「できるに決まってるじゃ〜ん、手が動けばいいんだよ」と言う私に、ますます元気な声で答えてくれました。
「なら、お父さんの初盆にあなたが帰ってきた時に教えて!コロナが終わってるといいんだけど」
「きっと、そうできるから、楽しみにしてようね〜♪」
と、電話のあと、私はサロンの庭で咲き始めたバラの花の写真を添えて写メを送信。
すぐに、母から
「綺麗だね、バラは、育てるのに手がいると言うことなのに貴女の花々はいつもよく咲くので感心しています。ぶっそうな世によく咲いて有難いね」と返信メール。
私は多分あそこまでアッパレには生きれないなあ。なんせ彼女、90歳の時に血便が出て検査結果を待っていた時、「しょうこ、私、もし癌だったら今度までは手術しようと思う!」
とのたまう。弟と私は「癌だったら、もう静かに逝けた方がいいから、何もしないでおこうか」と話したばかり若い頃から何回も手術したこともあり、70歳すぎで子宮癌の手術も
したことがあるのですが、彼女は「自分の命」に対していつも真っ向勝負です
結果は大腸憩室からの出血で入院したのですが、あれは何だったんだろう?と言うくらい、もはや遠い昔の話に・・・
このコロナを機に、92歳でレイキ受講を思い立った「生徒さん」の希望に満ちた声を聞きながら、もう少し真似しなくては〜と、反省しきりの「ティーチャー」でした