For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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ソクラテスと私。


今日は令和4年4月4日。朝から快晴、雲一つない空でした

さて、突然ですが・・
昔むかしのお話ながら、かつて私は「ソクラテス」であったことがありました

な〜んて書くと、ヒェ〜まさか!でしょ?
実はこれは神秘体験をした直後のことなのですが・・・

20年くらい前のある日ある時突然に、自分の目の前、周り中が真っ暗闇に包まれるイメージになりました。しきりに、梅田の紀伊國屋書店に行くよう勧める声がテレパシーのように聞こえます。こういう声には絶対的に従うよう導かれるので、私は夢遊病者のように電車に乗り梅田駅に着くと、そこからまるでレッドカーペットのように紀伊國屋まで一直線に明るい道が敷かれています。そのまま進んでお店に入ったところ、これまた周り中が真っ暗闇。
でも、遠くの本棚にその一角だけが照明を当てたかのように光り輝いている場所がありました。私はそのまままっすぐに進んで本棚に向き合うと、ホログラムのようにソコだけが光る三冊の本が目に入りました。全て哲学者のソクラテスのことを著した本でした!
私のスピリットが「その本を読みなさい」と告げました。本を手に取り読み始めた途端に、ドクンドクンと心臓が高鳴り始めましたなんと、どこもかしこも全てが「私そのもの」なのです!書いてあることが全部心の底からうなずけるのです。え?なぜ?どうして?と思うまもなく、ソクラテスとエネルギーが繋がったかのように、彼が古代ギリシャの道端にいるところ、その時の思考の道筋・・何もかもが手に取るように浮かんでくるのです。
なぜわかるんだろう?

私はその後も長い間、そのことの意味がわからないまま、ついにはソクラテスのことを知るために50歳で大学に編入し哲学を学ぶことになりました。それから今の仕事に至るまでさらに長い月日を必要とするのですが、正直言うと、あれは何だったのだろう?と今でも思い出します。ずっと後になって、それが次元上昇に伴ってよく起きる現象だと知るのですが、それは、私のスピリットがそれまで眠っていた私に差し向けた「本当の私」への招待状。
その出来事をもって、やっと私は自分のスピリットに従う旅を始めたのです。

その後、大学で学ぶことになったソクラテスは、生涯を「自知」と、「より善く生きる」ことの追求に捧げた人だったとわかり深く感動しました。それは私が目指すべき生き方を示唆してくれる明確な道標になりました。ああ、これを確認させるための「ソクラテス」だったんだとようやくにして納得。ソクラテス事件は結果として、私の魂のテーマが「本当の自分を知り、自分らしくより善く生きること」だと分かっただけで十分でした。

焦らなくても悩まなくても、自分のスピリット(魂)は自分を「真の自己」に導くためにはまさに何でもするようです。現に私のスピリットは私を本当の私に誘うために、かのソクラテスでさえ使ったのですから。
その後私が「魂の本質に従ってより善く生きること」を目指して生きるようになったのは、まさにソクラテスのおかげですが、彼とは過去生で何らかの繋がりがあったのではないかと夢想しつつ楽しんでいます♪