For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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地球での魂の成長は肉体あればこそ。


今日も蒸し暑い一日でした。私はここ数日花粉症が悪化して、より強い薬を処方してもらう羽目に・・

施設に住む94歳の老母が体調が優れないせいか、「見えない世界」を漠然と怖がるようになりました。母は現実界を真面目に力強く生きて来た人ではありますが、無宗教で信仰心もさほど強い人ではないので、死んだ後についての何らの知識も持ち合わせず、この期に及んで不安が増しているのだと思います。「見えない世界」をテーマに仕事している私の母なのに?と思われるかも知れませんが、現実的に付き合って来た親子や夫婦なんて、そんなものかも知れません。亡父は年老いてから僧籍をとったような人なので、亡くなる直前にも死後の世界のいろいろな話ができましたが、想像すらしたくない母とはなかなか・・

さて、私はセッションで、「その方の魂が、今回の人生はここまでと思われたから逝かれたのですよ」と言うことがあります。ご家族や愛する方を亡くされた方のご質問にお答えする時ですが、大体の方がその答えを聞くと「自分でもそれはわかっているものですか?」と聞かれます。いえ、それは魂レベルの話なので、わかっている人もいますが、わかっていない人の方が多いかも知れません、と私はお答えしています。

先日、クリスチャンの旧友と話していた時、彼女が敬愛していたシスターが「じゃあね、バイバイ」と自ら布団を目深にかけたと思ったら亡くなっていたそうです。シスターにとって誰かの役に立てなくなることはココにいる必要もなくなるということらしく、食事を取れなくなった時点で積極的な不食になっていたのだとか。「シスターには私有物がないからシンプルにバイバイできたのよね」というのが友人の感想でした。
そのシスターは明らかに死期を悟り、意識的に逝ってしまわれたのだろうと思います。

さて、私たちは過去生から現世・未来世を含めてずっと永遠に魂を成長させ続けています。人によっては、鬼畜のような酷い魂は消滅させられると言っている人もいるようですが、私に知らされているのは、どんな魂でも不滅だということです。実際には、進化の遅れた鬼畜のような魂だと消滅した方がマシかもと思われるような未来世もあるようですが、残念ながら一つの魂の取りこぼしもないようになっているようなので、どんな状況でも頑張って魂を成長させるしかありません

この物質地球においては魂の成長を肉体と共に経験するわけですが、肉体を持っていることが魂の成長の手助けになるケースも多く、成長の仕方が多種多彩になるという利点もあります。例えば、魂が成長途上にあるうちは周りに苦手な人がいるものですが、一緒に居る空間&時間を別にしたり、ポーカーフェイスでいる限り自分の気持ちを悟られることもありませんし、すぐには敵対することなく調和できる状態になるまで時間をかけることもできます。

私たちは死ねば、地上よりエネルギーが精妙なアストラルレベルの世界に行く人、メンタルレベルの世界に行く人・・などエネルギーレベル(次元)でいろんな世界に移行するわけですが、例えばアストラル界(幽界)では、自分の感情はエネルギーレベルで即相手に伝わってしまいますから、直ちに「離れる」か「敵対する」しかありません。
結果、カルマ的には調和することが必要だった関係性の解消ができずに、また次の転生にそのカルマを持ち越すことになってしまいます

肉体は「痛い」「痒い」など様々な感覚を通して、今の自分の感情的な状況を教えてくれることも多いですし(ほとんどの病気や不調は、体からのメッセージです)、共に地球を生き抜き魂の成長を手助けしてくれる有り難い相棒でもありますから、お別れがくるその瞬間までは、いつも体を優しく労りつつ共に歩き続けたいものですね。