For truth 「真理をたずねて」

ルーエの夙川だより

’自分のことを自分で知る’・・「自知」がモットー。
自分らしく、ありのままに、
言行一致の人生を生き切るために。

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梅雨明け間近ですが・・

サロン周辺は梅雨も明けそうな中、なんと、昨日鹿児島の実家が大雨で床上浸水してしまいました朝早くメールで大雨の様子を知り心配していたのですが、あっという間に浸水、畳上1m30cmくらいまで水が上がったらしく、家具はもちろん電化製品、本・・使える物はほとんど水没したとのこと、つい先日、1ヶ月半の入院から退院してようやく復活し始めていた老母が嘆くこと、嘆くこと・・
さすがに慰める言葉がなくて困りましたが、近所の方々が大勢でゴミ出ししてくれて、早くも家の中がすっからかんになっているという話。思い出の品々までがゴミになってしまったのは悲しいことですが、そうは言っておられません。水害にあった「物」の処理は本当に大変なのです。「お母さん、どうせ死ぬときは何も持ってはいけないのだから、仕方がないよ」と電話で声をかけるのが精一杯
母が水害に遭うのはもう2度目!低い土地に先祖伝来の家があるので仕方がないのですが、最近の大雨ぶりは想像をはるかに超えるものがあります。
それにしても、「物」とはつくづく儚いものだと思います。施設にいながら時々実家に帰るのを唯一の楽しみにしていた母は物を捨てられず、物に思い出を詰め込んでいた人でしたが・・

それにしても、なぜ2度も?ですよね。
93歳、平穏に幸せに生きていたのに今更なぜ?・・・人生、全ての経験がカルマ落としだと言いますから、そう思えばまだ何か落とすべきカルマがあったということでしょうね。
経験することは全てカルマ落とし。必要なことしか起きない・・と言いますが、まさにその通り!母は以前の水害の時以降大いに変容を遂げました。もはや、落とすべきものは何もないくらいの生き様、年齢になっていたのに、それでもまだ経験する必要のある「何か」があったということなのでしょうか。
でも、考えようによっては、自分自身は施設にいて難を逃れたのですから、カルマ落としも軽くすんだということですね。いよいよ残り少なくなった人生、余計な物は持たなくていいよ、という天からのメッセージだったのかも知れません。

本当に人生は奥深い。
私は母が気持ちを早く切り替えてくれるよう、昨日から何度もメールや電話をしながら勇気づけていたのですが・・
なんと、逆境に強い母は早くも気分を変えつつあるようで。

「ほんと、長生きしているとロクなことはないねえ」涙、涙・・
でもその尻から「もう畳も無くなったし、今度は床暖にしたらどうかね?」

はあ?誰も住まない家に床暖?・・・どうやって後始末しようと考えてるのに・・

というわけで、私もワクチン接種を完了させたら帰省する必要ができたので、8月のスケジュールは少し変則的になりそうですが、どうぞよろしくです